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お笑いについて

お笑いがめちゃくちゃ好き、というか、初めて結婚したいと思った人はお笑い芸人だった。彼はもう芸人を引退してしまった。ビビるの大内さんだ。
ファンサイトに入り浸り、見逃した番組があると言うと、親切な人がビデオをダビングして、送ってくれた。母の実家にあった、古い古い赤いラジオを布団の中に抱え込んで、オールナイトニッポンを聴いて過ごした。笑う犬の生活を見るのが楽しみだった。
私は当時、ほとんどひきこもりだったのだ。
月に1回くらいは学校へ行った。ほとんど食べたり飲んだりすることはせず、お風呂にも入らず、歯も磨かなかった。お風呂や歯磨きが大好きだったのに、嘘みたいだった。学校へ行くと、優しい、美しくて可愛いクラスメイトは、「やせたね」と心配していた。お正月に夏物のワンピースの上にコートを羽織って出かけて、電車の中で貧血で倒れた。生きているのは辛かった。だけど、お笑いのおかげで生きていられた。

結局休みすぎて、高校を留年した。そこにはイモみたいな女がたくさんいた。ひとつ下の女の子は、同い年の女の子からとは全然違い、垢抜けなかったのだ。いや、自分のクラスが特にそうだったようである。私はまた学校を休みがちになった。

気がついたらお笑い会を結成していた。卒業した先輩が、昔作っていたものだ。同好会なら簡単だから、勝手に作って、ただ、私が録画した爆笑オンエアバトルを皆で見るという、ただそれだけの会だった。
ホーム・チーム、シャカ、おぎやはぎアルファルファ、プラスドライバー、ユリオカ超特Q田上よしえ星野卓也パペットマペット。特に覚えているのはこの方たちだろうか。星野卓也パペットマペット田上よしえが出るライブに行ったこともあった。星野卓也はものすごくサービス精神旺盛で、いい人だった。高校生はすごい精神力だ。終わった後、写真を撮ってもらうことになんの抵抗もなかったし、サービス精神旺盛なのも、今思うと本当にありがたい。お笑いのライブに行けたのは一度だけで、地方から東京へ頻繁に行くわけにはいかなかったのだ。

シャカとホーム・チームが特に好きで、シャカの大熊さんとは結婚したかった。ホーム・チームの檜山さんも大好きだった。今、思うと、どう考えても結婚するなら植松さんか与座さんのほうがいいけど。
久しぶりにシャカのネタを見たら、あまりに面白くて笑ってしまった。もう現代の笑いにはついていけないや、と思ったら、2013年のキングオブコントで優勝した後、活動休止してるのね。50になったら復活ライブやるの、楽しみにしている。

やっぱり大熊さんが旦那さん向きでなくても、あまりにも理想の顔をしているなぁと思って、悲しくなった雪の日でした。