復讐それだけは生きる意味になんてならなかった

熱狂的ではないですが、Syrup16gが好きです。
私は自分を「吐く血」の女のようだと思っていますが、人から言われたり、歌詞を引用されるのは、「幽体離脱」だったり、「汚れたいだけ」だったりします。
実際私は、小学5年生のときに心療内科に連れていかれたので、「汚れたいだけ」は合っていると思います。「小学5年から人生ナメくさってた」んです。
で、汚れたいだけの全体の歌詞は本当に好きなんですけど、twitterの「嫌なことをされたら復讐はして当然」みたいなルール、恐ろしいというか納得できないんですね。

私は壮絶ないじめとか受けたことはないです。14歳まで友達はいませんでした。2人組になって! って言われたら、どうにかなってたんじゃないかな。グループに所属とかも高校まではしたことがなくて、1人でいるのが好きでした。
背が小さくて大人しかったので、上級生とか男子にからかわれたこともありました。先生はあまりにも可愛いげがなく、面倒な私を疎んじている人が多かったです。はっきり言って、小学生の頃なんて地獄です。本を読む以外、どこにも救いはありませんでした(家庭のことは今回は省略)。
それから30歳になるまで、生きているのがとても嫌だったんですけど、「復讐」は当に諦めました。というよりも、地獄の中にも光はあって、私のことを認めてくれる人がいたんですね。
「あなたを傷つける側にも理由はあるんだよ」と教えてくれた人がいました。心の余裕がないゆえに、人に当たり散らすのは心の狭い、可哀想な人たちなのだと知りました。集団で誰かを傷つけるなんて、卑劣以外の何者でもありません。
何よりも早くから、「人からどう思われるか」は考えないようにしました。私は自分がそこまで変だとは思っていないのですが、周りから見たら変だし、変な人を攻撃したくなる人はたくさんいるのです。

「いじめていた人間は幸せに生きている」というのが定説のようですが、そうではない例を、いくつか見ています。私は因果応報を信じているので、今世でなくても、来世とかで報いは受けるんじゃないかと。
何より、復讐に燃える労力がもったいないです。世の中には綺麗で可愛くて美しくてほのぼのして、綺麗なものがたくさんたくさんあるのに、自分を傷つけた人間とも呼べぬ生き物への復讐に燃える囚われるなんて、もったいないです。
復讐に燃える人の姿は果たして美しいでしょうか? 人を引き付けるでしょうか? 一時の美しさはあっても、本質的な美しさに繋がるとは、とても思えません。

最後に、いじめっ子を「軽蔑する」という方法でいじめを解決した、山田詠美の「風葬の教室」を紹介して終わろうと思います。同時収録されている「蝶々の纏足」も、百合ともガールズラブとも取れるのですが、主人公から学ぶことは多い小説であると感じました。