女に生まれたのにモテないということ

世の中の一部だか多くの人間は勘違いをしているところがある。

それは、「若い女性は女性というだけで男には困らない」ということである。

うん、確かにそうだよ。周りの人はそうだったよ。私は違ったけどね。10代~20代のあいだ、男性と縁なんて無理やり作らなければなかった。

私は途中から共学になった女子校、女子短大に通っていた。男友達はいなくて、ネットを介して会った男性と付き合ったりとか、体の関係を持ったりしていた。女子高生というブランドの威力はすごくて、「送迎してあげるから」とまで言われたこともある。私は、私個人ではなくて、「女子高生」の自分に価値を見出だされることにうんざりしていた。

短大に入ったが、男子と話すことはなかった。私は男性が怖いので、無愛想で、近寄ってほしくないオーラを出してしまうので仕方がないのである。好きな人は出来たけど、自分から直接話しかけられなくて、実ることはなかった。

「よくナンパされるじゃん」と友人には言われたが、それは自転車に乗っている人があまりいないとか、あからさまに下品な格好をしていたりとか、親の迎えを待つのに、夜の駅にいたりしたからであって、そこから発展したことはない。

 

仕事を始めても、男性との関わりは少ないままだった。男性の多い職場にいて、連絡先を交換した男性は1人である。なぜかその職場では、あまり女性にも話しかけられず、同僚を通して話しかけられたりしていた。私はこの職場があまり好きではなく、近寄るなオーラを常に出していたためであろう。

そんなこんなだから、「若ければ男の人に優しくしてもらえる」「声の一つくらいかけられる」ということを言われると、ムッとするのである。ついでに言うと、「彼氏のいない女」と、「彼女のいない男」は、圧倒的に前者のほうが不利である。

今は、若者の恋愛離れなどとと言われていて、彼氏のいないことは問題ないことだと思うが、昔はそうではなかった。「恋愛しないと入れない女子のコミュニティ」「身綺麗にしていないと入れない女子のコミュニティ」というものが確かにあった。私の目から見ると、男性にはそれはないような気がするのである。

約1ヶ月で33歳になる身からすると、この年で独身かつ彼氏がいない身と、独身かつ彼女がいない身を比較した場合、風当たりが強いのはやはり前者だと思う。後者は「仕事が大変だから、恋愛どころじゃない」で許される気がするのである。地方に住んでる女はそうじゃない。

仕事は大変ではないけれど、打ち込めるものであって、今、恋愛をしようものならば、仕事の邪魔にしかならない。休みはしばらくないし、仕事は夜だから、連絡を取る時間もあまりないだろう。何より、他人のことで煩わされるのはもううんざりなのだ。

 

未だに女性は「愛されてなんぼ」だという風潮は消えない気がする。しかし男性の世界に、「彼女がいて一人前」なんて世界があるとは思えない。そう思うのは私が、ひねくれているからだろうか。